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2018.06.08

北日本新聞に当社の記事が掲載されました。

2018/06/08 北日本新聞掲載記事内容

カンボジアの人材確保へ

前田薬品工業 現地大学生に奨学金

 

前田薬品工業(富山市向新庄町、前田大介社長)は、カンボジアからの人材受け入れを始める。キリロム工科大学(KIT)の制度に基づき、現地の学生に奨学金を提供。奨学金を受けた学生は、来年秋の卒業から4年間、同社で勤務することになる。前田社長は「親日的で、意欲のある若い世代が多い国。海外への事業展開に向けたきっかけにしたい」と話している。

KIT
は首都プノンペン西部の国立公園内にある全寮制の大学で、日本人の猪塚武氏が設立し、2015年秋に開校した。卒業後にスポンサー企業で働くことを条件とした奨学金制度を設け、グローバルなIT人材の育成を進めている。


前田社長は、県内の1979(昭和54)年生まれの経営者でつくる「とやま54年会」のメンバーと共に、3月にカンボジアの企業などを視察。知人を通じて、KIT東京事務所長を務める有澤和歌子氏(射水市出身)を知り、同国の将来性も見据えて奨学金スポンサー契約を結ぶことにした。


奨学金で支援する学生は今回1人を予定しており、今後決定する。前田社長は、「会社では、システムやプログラムの開発をはじめ、幅広い事業に取り組んでもらいたい。卒業生を継続的に採用することも検討している」と話す。奨学金300万円のほかに、学生寮の購入資金400万円も支援することにしている。