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2017.10.13

薬日新聞に当社の記事が掲載されました。

2017/07/07 薬日新聞掲載記事内容

富山県産素材用い共同開発
スキンケア化粧品を販売開始
前田薬品工業と滑川高校薬業科

 

前田薬品工業㈱(富山市向新庄町、前田大介社長)は5月29日、富山県立滑川高校薬業科の女子生徒と共同開発したスキンケア化粧品の販売を開始した。富山駅南のCiCビル1階「ととやま」の特設ブースで6月4日まで、生徒らが実演販売するなどして製品をアピールした。

塗り薬や貼り薬など外用剤に特化する同社が化粧品など医薬品以外の品揃え強化を図る一環として、卒業生を多く採用している滑川高校薬業科に協力を依頼し、昨年6月に開発プロジェクト(プロジェクト名は県産チューリップなどにちなんだ「ぴーりっちゅ」)がスタート。参加した女子高生6名(2年生2名、1年生4名=当時)のアイデアを活かし、約1年をかけて県産素材を使った「化粧水」と「リップクリーム」の製品化に漕ぎ着けた。

商品は原材料の「シルク」と、「美しくなってほしい」との想いを掛け合わせて『美絹(うつくしるく)』と名付け、南砺市産の保湿成分・加水分解シルクを含む「化粧水」には滑川の海洋深層水を使用し、「リップクリーム」には加水分解シルクと保湿効果のある小矢部市産ハトムギのヌカ油を用いた。

滑川市をはじめ原材料産地の県内「道の駅」などで販売するほか、首都圏のコンビニ等での販売を検討する。価格は化粧水が1620円(税込)、リップクリームが864円(同)。

商品企画や包装デザイン、生産、宣伝展開といった流れを体験した、開発リーダーの大坪優奈さん(3年)は「たいへんなこともあったけれども、自分たちが欲しいものが商品になってうれしい。全国の多くの人に使ってもらいたい」と話した。