ニュース詳細

2017.04.10

富山新聞に当社の記事が掲載されました。

2017/04/20 富山新聞掲載記事内容

 

肌荒れ 乾燥肌 にきび 女子高生の悩み解消

前田薬品工業と滑川高 化粧品完成

深層水、ハトムギ使用 使い心地さらっと

 

前田薬品工業(富山市)と滑川高生徒が共同開発していたスキンケア化粧品が19日、完成した。富山県産の原料を使い、化粧水とリップクリームの2種類を仕上げた。女子高生の悩みが多い肌荒れや乾燥肌、にきびを解消しようと、女子目線のアイデアが生きた製品になっている。生徒は「同年代の全国の女子高生に手にとってほしい」と期待している。

 

富山市向新庄町の前田薬品工業本社で製品が披露され、滑川高薬業科の6人が製品の特徴を紹介した。パッケージのデザインも決まった。

 

化粧水は予定価格が1本1500円(税別)で、ミネラルが豊富で肌に浸透性が高いとされる滑川の海洋深層水を使用した。さらっとした使い心地にこだわった。

 

リップクリームは予定価格が1本800円(同)で小矢部産のハトムギから抽出した油を使用している。女子高生が学校でも使いやすいよう無色にした。

 

いずれの製品にも、絹のまゆから抽出した「シルク溶液」を配合した。シルク溶液は、紫外線カットに効果があるとされ、松井機業(南砺市)から提供を受けた。絹にちなみ、両製品のブランド名は「美絹(うつくしるく)」と名付けた。

 

開発リーダーを務めた滑川高薬業科3年の大坪優奈さん(17)は「学校のアンケートでは肌のトラブルに悩む人が多かった。同じような悩みを持つ人に使ってほしい」と話した。

 

製品は前田薬品工業が各3000本生産し、5月29日から6月4日まで、富山駅前のCiCビル1階「ととやま」で試験販売する。6月以降は滑川市の道の駅ウェーブパークでも販売を検討し、販路拡大を図る。