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2018.12.07

日本経済新聞北陸版に Healthian-wood の記事が掲載されました。

「美と健康」リゾート 立山に

前田薬品工業 ハーブ園や宿泊施設

 

医薬品製造受託の前田薬品工業(富山市)は6日、富山県立山町で建設中の美容と健康をテーマにしたリゾート施設「Healthian-wood (ヘルジアン・ウッド)」を2019年5月に開業すると発表した。

約100種類を栽培する日本最大級のハーブ園などで国内外から集客し、地域活性化を目指す。

 

約4万平方メートルの敷地にラベンダーや日本古来の和ハーブなどのハーブ園を整備し、1期工事ではアロマ工房、レストランとイベントスペースを建設する。

 

2期工事として、宿泊施設などを20年秋までに建設する予定。

総投資額は8億~10億円。

運営は前田薬品工業の関連会社であるGEN風景(富山市)が担う。

 

建物の設計は新国立競技場などを手がけた建築家の隈研吾氏が担当。

立山連峰の眺望を意識した木造の建物のデザインについて隈氏は「水田の中に住宅が点在する富山ならではの散居村は世界でも類がない。それをヒントにして田園風景に溶け込む村のような建築群を描いた」と説明した。

 

前田薬品工業の前田大介社長は「リゾートという概念を超えて、旅人が訪れて住民になるような活気あふれるビレッジをつくっていきたい」と強調。

「治療から予防へ」という製薬会社ならではのヘルスケア、ウェルネスの考え方を生かした場所を目指すとしている。