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2019.07.24

北日本新聞に当社の記事が掲載されました

前田薬品工業 台湾向け医薬工場認定・・・来夏外用剤輸出へ前進

前田薬品工業(富山市向新庄町、前田大介社長)は、台湾食品薬物管理署(TFDA)から本社工場の非ステロイド剤の2棟について、台湾向けに輸出できる医薬品の工場として認められた。 来夏に予定する台湾へのOTC(薬局・薬店向け)医薬品の外用剤輸出が前進する。

認可を受けたのはクリームや軟こうといった半固形製剤のA棟と液剤のB棟。 現地の医薬品卸売会社を通じて昨年4月にTFDAに申請し、書類審査を経て今月8日付で認められた。

日本と台湾はともに医薬品の国際的な製造管理基準である「PIC/S(ピックス)」に加盟していることや、日台間の取り決めによってTFDAの査察を省略できた。

外国政府から同社工場が認可を受けるのは初めて。 同社は今後、消炎鎮痛薬の液剤1品目の承認を取得し、来夏に輸出する計画だ。 5年以内に売上高の海外比率を3~5%に高める。 前田社長は「アジアの中でも審査が厳しい台湾に認められたことでステータスが高まり、海外展開の弾みになる」と話した。